高松霞と門野優の往復書簡
vol.16 2024.11.07 門野優
先日、「なぜ連句をしているんですか?」とある方に問いかけられました。自分の作品として世に出る訳でもなく、自分の名前が残るようなものでもないのに、なぜこうも熱心に続けているのですか?と。わたしはその問いに、猛烈に答えることができます。その「なぜか?」について考える時、自分の生命がごうごうと燃えているのを感じるんです。
高松さんが前回、”「連句」という文芸の力が弱まっている”と書いていました。実際にそうだと思います。昔に比べたら弱まっているんでしょう。
でもその火はずっと燃えていて、まるで聖火リレーみたいに人づてに細々と受け継がれているんだと思います。私たちはその火を大事に抱きながら、一緒に走り続けているのかもしれません。
来年はやりたいことがいっぱいあります。
まずは連句新聞増刊号vol.2を発刊予定!只今鋭意準備中です!そして増刊号が出たら、連句ツアーをやりたい!
あとは関西で連句ができる機会をもっと増やして、連句をどんどん巻いていきたいです。
なぜか最近「自分の限界まで連句を巻いてみたい」という思いが強くて、連句強化合宿をするのはどうだろう?と構想中です。わたしの連句愛がごうごうと燃えているんです。