東京と大阪のふたりによる往復書簡

vol.6 2022.05.04 門野優

先日沖縄に行きました。
思いのほか天気の悪い日が多かったのですが、毎日半袖で過ごせるしもう海開きも済んでるし、むっとした熱帯の空気の中で見たことのない植物がいきいきとしていました。本州とは明らかに違う気候の中、沖縄の方は歳時記をどのように使っているんでしょうか。なんだか使いにくそう。

高松さんの前号の編集後記を読んで、自分の中で気になっていたことを1つ思い出しました。
わたし、夏の高くて青い空と入道雲が大好きです。胸がきゅっとなるような、ちょっとノスタルジックな、そんな夏の空です。
でもその空のイメージってよくよく考えると、いつかのアニメで見たような空想の空なんです。
毎年夏になって、「おぉ、雲が夏らしくなってきたな。」とかは思うんですけど、「これこれ!この空だよ!」って実際に感動する瞬間とかは特に無くて。わたしの求めてる夏の空とは微妙に違う感じなんです。昔どこかで見た夏の空が印象に残ってるとか、そういうわけでも無いんです。
たぶん今まで観てきた数々のアニメの、映画の、小説の、詩歌の…その中の夏の空のイメージが「夏の空」として自分の中に蓄積されていて、その空が大好きなんです。
だから普段生活していて毎年現実の夏の空を見ても、その大好きな空はどこにも無いんですよね。

連句新聞の冊子化、当初の予定より遅れていますが少しずつ計画中です。
マイペースな2人ですが、2年目の「連句新聞」もどうぞよろしくお願いします。